土曜日についてのうたはたくさんあるけれど、 今日はMagnolia Electric Co.(マグノリア・エレクトリック・カンパニー) ことジェイソン・モリーナのもの悲しいうたを。
ジェイソン・モリーナは、本名のみならず、Songs: Ohia、Magnolia Electric Co. といった変名でたくさんの作品を発表していたアメリカ、 オハイオ州出身のミュージシャン。
2013年の春に、 アルコールが原因の多臓器不全で、39歳で亡くなった( そのときのことは覚えている。 バンドBeirutの追悼コメントではじめてその名前を知ったの だった)。
この曲は、Magnilia Electric Co.名義で2005年に発表された『What Comes After The Blues』の7曲目。
悲しいけどなんともいえずうつくしいイメージなんだよな。
土曜の夜、ほんとにつらくて、もうだめだと思って、 死の影を感じながらアクセルを踏んでいるとき、空の星は、 自分の目指す天国のダンスフロアを照らすネオンに見える…。
マグノリア・エレクトリック・カンパニー(Magnolia Electric Co.)
「アクセルを踏む(Hammer Down)」
アクセルを踏む
天国に向かって
光をみたよ、
古い 灰色の街の上に
アクセルを踏む
天国に向かって
ときどき忘れてしまう ぼくがずっと病気だったことを
そしてもう闘いつづける気持ちものこっていないことを
アクセルを踏む
天国に向かって
アクセルを踏む
天国に向かって
ひとけのない路上にいたのが自分の亡霊だと気づくとき
ぼくはおもう、星はネオンの明かりにすぎないんだと
その明かりがダンスフロアを照らしているんだ、
天国の、土曜の夜のダンスフロアを
光をみたよ
光をみたよ
アクセルを踏む
天国に向かって
アクセルを踏む
天国に向かって