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アクセルを踏む 2020/02/15


土曜日についてのうたはたくさんあるけれど、今日はMagnolia Electric Co.(マグノリア・エレクトリック・カンパニー)ことジェイソン・モリーナのもの悲しいうたを。

ジェイソン・モリーナは、本名のみならず、Songs: Ohia、Magnolia Electric Co. といった変名でたくさんの作品を発表していたアメリカ、オハイオ州出身のミュージシャン。

2013年の春に、アルコールが原因の多臓器不全で、39歳で亡くなった(そのときのことは覚えている。バンドBeirutの追悼コメントではじめてその名前を知ったのだった)。

この曲は、Magnilia Electric Co.名義で2005年に発表された『What Comes After The Blues』の7曲目。

悲しいけどなんともいえずうつくしいイメージなんだよな。

土曜の夜、ほんとにつらくて、もうだめだと思って、死の影を感じながらアクセルを踏んでいるとき、空の星は、自分の目指す天国のダンスフロアを照らすネオンに見える…。

マグノリア・エレクトリック・カンパニー(Magnolia Electric Co.)
アクセルを踏む(Hammer Down)」

アクセルを踏む 
天国に向かって 
光をみたよ、 
古い 灰色の街の上に 
アクセルを踏む 
天国に向かって 

ときどき忘れてしまう ぼくがずっと病気だったことを 
そしてもう闘いつづける気持ちものこっていないことを 

アクセルを踏む 
天国に向かって 
アクセルを踏む 
天国に向かって 

ひとけのない路上にいたのが自分の亡霊だと気づくとき 
ぼくはおもう、星はネオンの明かりにすぎないんだと 
その明かりがダンスフロアを照らしているんだ、 
天国の、土曜の夜のダンスフロアを 

光をみたよ 
光をみたよ 

アクセルを踏む 
天国に向かって 
アクセルを踏む 
天国に向かって