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『グレタと立ち上がろう』発売日 2020/02/18


今日はあたらしい訳書、ヴァレンティナ・ジャンネッラ著、マヌエル・マラッツィ絵『グレタと立ち上がろう 気候変動の世界を救う18章』(岩崎書店)の正式な発売日です。


化石燃料、持続可能な開発、プラスチック、再生可能エネルギーなど、気候変動に関連したトピックを、それぞれ3ページ前後のエッセイにまとめた、どこからでも読める18章。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が提供するレポートに示されたデータを解説の中心にしているので、IPCCの報告書の副読本としても使えると思います。

付録として、スウェーデンの気候活動家、グレタ・トゥンベリが行った国連気候行動サミットでのスピーチも全訳しました。この巻末のスピーチと第1章のエッセイで、彼女の来歴と視点をおおまかに知ることができます。

そのほかの章は、しかし、彼女のパーソナリティを掘り下げるものではなく、彼女が傾注をうながす、この世界で起こっていることについての概要、です。いまのわたしたちの生活に密接に関わっているテクノロジーや習慣を再検討する、きっかけや入り口のひとつになればと思います。

*この本に使用された紙はFSC認証(森林管理協議会によって「森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材」に与えられる認証制度)を受けています。