今日はあたらしい訳書、ヴァレンティナ・ジャンネッラ著、 マヌエル・マラッツィ絵『グレタと立ち上がろう 気候変動の世界を救う18章』(岩崎書店)の正式な発売日です。
化石燃料、持続可能な開発、プラスチック、 再生可能エネルギーなど、気候変動に関連したトピックを、 それぞれ3ページ前後のエッセイにまとめた、 どこからでも読める18章。IPCC( 気候変動に関する政府間パネル) が提供するレポートに示されたデータを解説の中心にしているので 、IPCCの報告書の副読本としても使えると思います。
付録として、スウェーデンの気候活動家、グレタ・ トゥンベリが行った国連気候行動サミットでのスピーチも全訳しま した。この巻末のスピーチと第1章のエッセイで、 彼女の来歴と視点をおおまかに知ることができます。
そのほかの章は、しかし、 彼女のパーソナリティを掘り下げるものではなく、 彼女が傾注をうながす、 この世界で起こっていることについての概要、です。いまのわたし たちの生活に密接に関わっているテクノロジーや習慣を再検討する 、きっかけや入り口のひとつになればと思います。
*この本に使用された紙はFSC認証(森林管理協議会によって「 森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかない、 経済的にも継続可能な形で生産された木材」 に与えられる認証制度)を受けています。