また寒くなった。
今日は一日外出していた。
「ときどき書くことに救われる。そして、どうやら、ときどき、 書くことに心底うんざりすることもあるようだ。なぜなら真に、 十全に生かされているものに、書かれる必要はないから。 それはおのずと、あとかたもなく燃え尽きる。 涙は書かれなくてはならないか? では祈りは? 握手は?
わたしの人生もそんなふうだったらいいと思う。
でもいま、わたしはこの人生を讃えるために書く…
満ち足りた人生は果実のようだ、おのずと熟して、落下する。
いま、それはわたしの頭の下に落ちていて、 わたしを食べ続けている、生まれようとして。」(Jonas Mekasの『I Seem To Live』より、1950年6月29日の日記)