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『力なき者たちの力』より 2020/03/07


ハヴェル『力なき者たちの力』より。

「すでに見たように、もちろん、イデオロギーはーー「口実」を正当化し、内部を取りまとめる原則としてーー権力の重大な要素、その支えとなる。このような意味が増し、現実から徐々に離れていくにつれて、特殊な現実の力を帯びる。つまり、それ自体が現実になり。あるレベルで(とりわけ権力の内部で)今ある現実よりも重みを持つ、【以下傍点】ある種の現実【以上傍点】となる」(p.24)。