毎日あっという間に過ぎていく。
昨日と今日で一冊ずつ、べつべつの経緯で、べつべつのところから、それぞれ異なる内容の冊子が送られてきた。
しかしそれらには似ているところがあった。ともに小さな正方形の本なのである。
この二冊を傍らに置いて過ごした。
午後はやく、胸にざわつきがあり、リラックスしたくて、なにか音楽を聴こうと思った。
しかし、旋律やリズムがはっきりしているものを聴くと、その秩序の感覚についていけないと感じる。
そのくらいには、胸のざわつきははげしい。
あれでもないこれでもないといろいろ探して、めったに聴かないCDをあさったりして、結局いちばんしっくりきたのは、Fenneszの『Endless Summer』(2001)だった。
本当に数年ぶりに聴いたけれど、ざわつきながらも意識が澄んでいく感じがあった。