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散歩/救急車 2020/04/28


午後、雷雨の時間があり、夕方に晴れた。5時半ごろ、散歩に出た。風が冷たくてさわやかで、かといって寒くなくて、気持ちのいい時間だった。なんかそれを噛み締めるように歩いた。途中、消防車と救急車とすれ違った。今日はとても疲れていた。でもいい疲れだった。できるだけやれたかも、という感じの(助けを借りながら)。線路を渡る歩道橋の上で線路沿いの道を見ていて、人がまばらで、なんとなく、この「自粛」があけた後の、また人でごった返す街を想像した。そして、この人もまばらな道を散歩したことが懐かしくて恋しいような気持ちになる瞬間もあるだろうなと思った。たしかに大変な時期だが、すべてがとどこおりなく進行しているような空気のなかを、「なにかおかしい」という気持ちで、ひとりぼっちのような気持ちで歩く苦しさは、いまはあまりない。不遜なことを書いているかもしれない、でもそう思った。帰ると、近所に救急車が止まっていた。