昨日の午後3時に15分の仮眠から目覚めた瞬間、梅雨で引きずっていた憂鬱が完全に晴れていて、2、3ヶ月ずっとどうしてもやる気が起きないでいたもろもろの家事をやり終わったときはまだ午後4時だった。こういう両極を行き来する気質がやはり、少し、あると感じる。怒涛のように（と自分で言うのもなんだけれど…）メールを打ち、委託業務の校正を少し進め、勢い余ってどこに出すわけでもない散文を書き、ゲラの直しが行き詰まったのでボイスメモに朗読を吹き込み、午後10時過ぎに散歩しながら聴いて確認する。録音した朗読を聴くと、とちゅうでつっかえたりするところは文の構成が整理されていなかったりするし、「これは本心で書いていないな」ということに気付いたりする。最近よく使っている方法だ。近所のコンビニでホットコーヒーを買って店先の駐車場でポッドキャスト「宮下草薙の15分」を聴きながら飲み、帰ってからは2時ごろまでゲラをやって寝て、今朝6時から9時過ぎまでその続きをして10時に提出した。今朝、そのあいだに聴いていたのはBig Thiefのアルバム『Two Hands』、とくに「Replaced」。それから、朝送られてきた、友達が書いた小説の冒頭部を読んで、感想のメールを送る。
これをずっとやれれば最高だと思うがそうはいかず、あとはそこそこだった。日差しを急に浴びたからか、疲れた。でもそれほど落ち込んではいない。校正をやり、メール仕事をやり、雑誌「感光」の注文が久しぶりに入っていたので発送した。雑誌は発行してもう一年以上経つ。まだ読みたいと思ってくれるひとがいるのはありがたい。友達に甥御さんが誕生し、彼女は叔母さんになった。
夜はこれをずっと聴いていた。照れと率直さと真実。しみるなあ。
Wonder Wall ft. 5lack by PUNPEE
