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ラムチョップ 2020/11/13


正午。

 

昨日はロラン・バルトの誕生日だったそう。

最近、バルトをひさしぶりに読みたくなって古書で買った旧版『恋愛のディスクール・断章』をぱらぱらめくる。

明快で細やかで、なんだか恥ずかしくて笑ってしまう。おもしろい文章なのである。

でも、『恋愛の〜』のバルトを読むなら今の自分ではない、という気もする。

『明るい部屋』を思い出すと、そっちを読みたくなる。

 

『果報者ササル』は、数ページ残していたのを起き抜けに読みおえた。硬質な魅力。

 

相手に原稿を預けているだけの状態は不安で、心にとってはいつもなにかを自分で進めている必要がある…と思ったりする。

と言いつつ、締め切り間近でペースが遅れていると思う原稿がある。午前中はそれを進めた。午後もやると思う。

 

Lambchopの新譜『Trip』を聴いた(偶然チェックしたけど、なんと本日付のリリースだった)。

カヴァー・アルバムだそう。ウィルコの「Reservations」からはじまる。

ここ数作の「オートチューン」期とはまた雰囲気が違って、『Nixon』とか『Mr. M』のときの感じがちょっと。

素敵。