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喫茶店、日記、漫画、ラジオ、翻訳 2021/01/08


「緊急事態宣言」後day1。

 

気分転換が必要で、久しぶりに午前中に近所の喫茶店に移動した。

 

引き続き日記をまとめている。

 

まず、オリジナルとはべつに一部複製を作った。パブリックな日記という性質上明らかにできなかった固有名詞や地名を手書きで書き込む「注釈版」になる。それから、ホームページにしかないエッセイやインタビューのコピー、9月の旭川滞在中の写真日記や冊子の縮尺版、4月の緊急事態宣言中にノートに手書きしたハヴェル『力なき者たちの力』読書メモと未発表の翻訳のやはり手書きの草稿のスキャンなどを、すべてひとつのA4のファイルにまとめた。

 

やっていて思ったのだが、もとよりひとつの規格や素材に限定して作られるわけではないから、作ったものにはそもそも散逸する性質がある。それを、縮尺や拡大、スキャンを通じてA4というサイズの同じコピー用紙に統一して、書式も揃えるところに、スクラップブックの面白さと歪さがあると思った。言い換えると、散逸するのを防ぐための、創造とは関係のない事務作業のように思える「スクラップ」も、たんなる寄せ集めというより、その過程でなにかまったく別のものを生み出している、不思議な行為なのだ。

 

昨日トマトスープ『ダンピアのおいしい冒険』(1)(2)を通読した。webでも読んでいたけれど、やっぱり面白い。ダンピアのいつも憂いのある目がとても好きだ。たまに憂いがあるのではなく、デザインがそうなっている。漫画といえば、「トーチweb」で「自転車屋さんの高橋くん」(松虫あられ)と「つつがない生活」(INA)が更新されていた。いまそのサイトで一番好きな漫画のふたつだ。

 

昨日の夜は書き下ろしのエッセイを進めた。Radiotalkというアプリで友人がラジオをはじめた。勧められたので自分もアプリを落として吹き込んでみたけれど、難しいものだ。

 

翻訳は1日休むとその分遅れる…だけならまだいいとしても、再びやる姿勢にまで持って行くのにけっこうな労力と工夫がいる。一文でもやらないとな、というのはいつも思うことだ。英文法の勉強もしかり。

 

いくつか手紙の返事を待っている。