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クラバート 2021/07/03


曇り、たまに晴れ間。稽古、のち店番。

ピアス『トムは真夜中の庭で』、プロイスラー『クラバート』古書で購入。

 

『クラバート』ははじめて見る旧版の装丁だった。12羽のカラスが水車場に集っている。

小学六年生のころを思い出す。この本にははっきりとした思い出があるので。

 

いま成立しかけた企画に影がさしているのだが、ふと『クラバート』の訳者あとがきを読むと、

プロイスラーは『クラバート』を書いている途中で手が止まってしまい、先に進めず、

しかしその絶望で『おおどろぼうホッツェンプロッツ』を書いた、ということが書かれている。

なにかを生み出せばいい、どうせなにかは生まれるんだと思う。

 

プロイスラーも10月生まれだった。