曇り、たまに晴れ間。稽古、のち店番。
ピアス『トムは真夜中の庭で』、プロイスラー『クラバート』古書で購入。
『クラバート』ははじめて見る旧版の装丁だった。12羽のカラスが水車場に集っている。
小学六年生のころを思い出す。この本にははっきりとした思い出があるので。
いま成立しかけた企画に影がさしているのだが、ふと『クラバート』の訳者あとがきを読むと、
プロイスラーは『クラバート』を書いている途中で手が止まってしまい、先に進めず、
しかしその絶望で『おおどろぼうホッツェンプロッツ』を書いた、ということが書かれている。
なにかを生み出せばいい、どうせなにかは生まれるんだと思う。
プロイスラーも10月生まれだった。