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厚みとは 2021/08/31


昨夜『ゴールデンスランバー』を読み終えたときには深夜2時前になっていた。

しばし現実を忘れて、というより、忘れることそのものをも、楽しんだ。

ストーリーテリングにおぼれる、たまに過ごすそんな時間は大切だとまた思う。

 

「これまでなぜか手に取っていなかった」というような本を読むと、いろいろ考えさせられる。

たとえば、小説のなかに出てくる人物の「厚み」だと感じられるものはどこからくるのか、とか。

自分はひとのなにを感じ取って「話してみたいな」とか「話を聞いてみたいな」とか思うのだろうか。

基本的にはストーリーの行方が気になりながら読んだが、たびたびそんなことも考えた。

 

朝は『アウステルリッツ』を拾い読みし、先日友達が送ってくれた小説をまた読んだ。

翻訳。夕方から土砂降り。散髪。これからしばらくは天気もよくないみたいだ。

 

去年の今日は、旭川への出発前夜だった。