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つれづれ 2022/01/20


晴れ。換気。翻訳。訳す絵本の、入稿前のプリントアウトが届く。

 

最近、フランク・オーシャンが蠍座だと知った。ナポレオン・ダイナマイト(役の俳優ジョン・ヘダー)が同じ誕生日だと知った。こういうことをInstagramのストーリーでぽんぽん上げていたのだが、「なんか意味ないな」と思っている。苦しい気持ちについても書いて上げたことがあるが、「じぶんの苦しさを知ってもらいたい」というそれだけのためにやるのも、やはりつまらない。「大丈夫」と言いたい気持ちで、弱音を吐きたいくない気持ちなのだ。かといって自分だけが楽しいときを公にしても仕方ないのであって…。

 

こんなことを言っていても、また元に戻るかもしれない。

 

 

「翻訳は古びる」というけれど、解説文とかあとがきのトーンや姿勢も時代を感じさせる。あらゆるものに時代はしるしをつける。わたしの仕事(翻訳)が忘却されるときに、作品(原著)のエッセンス、その魅力が残れば、再評価と再翻訳と再解説と再あとがきと再書評があらわれ、わたしは葬られる(ただし、アーカイヴは葬られたものを閲覧できる仕方で保存する)。それが成功なのであって、タイムレスであることは成功というより夢想である……というか、時間を超えるときにそれが以前持っていた形から変容する。

 

 

苦手な人、とはなんだろう…と書きかけて、苦手な人に共通するひとつの性質を考えることが無駄な気がしてやめる。主義主張ではなくスタイル、ニュアンスが鍵だとは思う。

 

 

最近は翻訳で1日が終わる。すこし編集をしたい。執筆も。