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パニック&Cass 2022/01/23


晴れから曇り、いま18時前だが、夜は雨だそう。

 

6時から、昼前の外出の時間まで翻訳。1ページしか進まず(今夜やらねばなるまい)。

 

今日は気持ちがすり減る状況に陥ってしまい、焦った状態のまま遠くに住む友達に不安を吐露するメッセージを送ったりした。

なにがあったわけでもなく、ほんのはずみで気持ちの乱れが戻らなくなった。

 

外出先から帰ったらそういうわけですぐに寝た。

 

一時間前後寝た起き抜けに、ふと、作品も多いしとっちらかっている印象があって、いままでなんとなく心構えが決まらずに聴かないでいたCass McCombsの、サブスク上のディスコグラフィの一番下のアルバム『A』(2003)の一曲目「I Went to the Hospital」を聴いたら、よくわからないけどやたら響いた。

 

「外から見るとよくわからない人であり、50歳超えるまで広くは理解されない」と占われたことが残っているが、ネガティブにではない(昨日の日記参照)。だって、いかにもわかりやすくはなさそうなCass McCombsをふと聴いてみたくなるときというのはあるのだし、それでなにかシンプルな良さを発見するわけではなくても、「聴いてもやっぱりわけわからんけどなんかある…」という魅力的な響きをひとが得ることがある。いままでもずっと、自分が抱えている以上の複雑さを示してくれたものに惹きつけられてきたではないか。自分も大したことがなくても自分なりに行けるところまで行くべきだ。

 

食料の買い出しに行きながら続けて『Prefection』(2005)を聴いた。ものすごい。アルバム全体の迫力がすごいし、曲単位では「City of Brotherly Love」がすごすぎる。これぞ名曲。こんなものが自分が15歳のときには、世界にすでにあったのだ!涙でる。歌詞は読んでいないけど、はちゃめちゃでもいいんだ、カオスのままそれに触れるように形をあたえるんだと音が言っている。(この日記ではじめて太字を使いました。)それに続く最後の曲「All Your Dreams May Come True」もすごい。途中で詰め込み具合とよくわからない凄みに笑ってしまった。

 

本。

・グレゴリー・ベイトソン『精神と自然 生きた世界の認識論』佐藤良明訳、岩波文庫、2022年(改訂・復刊)。

・ミカ*ユカ『はじめてあむ。1日であむ。 棒針あみ マフラー、帽子+小もの』、主婦の友社、2007年。