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心臓について 2022/01/27


晴れ。

 

翻訳を進めていたら、理由はわからないが強い焦燥感が身体にまで来た感じで、胸が詰まって波立ち、どうしようもなくなった。仕事を切り上げて布団に戻って二時間ほど寝た。起きるとかなり頭痛がしたので頭痛薬を飲み、近所だが歩いたことがあまりない道を長めに歩いて、食料を買って帰った。部屋で、いろいろしたいことが浮かんできて、そのアイデアにひとりで感激してちょっと泣いて、ひとまずすっきりした。

 

まだやっていなくてやりたいことがあるとは。

 

最近、自分を急き立てすぎたかもしれない。

自分のやっていることの中途半端さに怯えていた気もする。

 

でも、どれほど焦っても、焦燥が身体を追い越すと手が止まる。

心臓がそりゃむりだよと言うのである。

 

心臓は眠っているときも打っている。

それを蹴飛ばすようなまねをしてはいけない。

 

身体が冷えていた。目を休めていなさすぎた。

 

数日前、Cass McCombsの"Windfall"のライブ映像を見ていたらいても立ってもいられなくなった。

 

でも、それは焦燥を促すものだったのか?

 

受け取ったのは、自分で自分を責め立てる力ではなかったはずだ。

どこか、心のなかで反芻する途中で、音と言葉を誤認したのではないか。

 

最初の歓びにとどまることのむずかしさ。

 

でも、もういちどそれをやってみるべきだ。