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歩く人の映画 2022/06/07


5月30日〜今月2日まで、九州。初日の朝以外おおむね晴れ。

 

今日で雨と曇天2日目。梅雨入りだそう。すでに気分の変調を感じた。

ルーティーンを作らなければ。先月の日記もまとめないと。

 

今日はひとと岩波ホール(来月閉館)で映画を見た。見るまえ偶然知り合いと会う。

映画は、ヴェルナー・ヘルツォークがブルース・チャトウィンの足跡をたどる映画。

なんだかしんみりした。いろんな側面はあれ、ヘルツォークが友を見送る映画だと感じた。

 

帰って書き物の再校を確認して戻す。

TDJ翻訳の一回目があとちょっとで終わる。

 

一瞬はまってすぐやめたタロット、頭の体操にまたはじめたい気持ち。

さっそく梅雨の気鬱を控えた夜にめくる2枚は皇帝の逆位置と戦車の逆位置。

わたしは「意思のみでなんとかしようとしないこと、再開するルーティーンがあなたの武器」と読んだ。

 

昨日公開した「Papa Was a Rodeo」のカバー音源を聴く。対訳:

 

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Papa Was a Rodeo

by The Magnetic Fields 

 

きみのひねくれた視点が好きだよ、マイク

物問いたげなその眉も

気持ちを打ち明けてくれたから

ちゃんと伝えなきゃいけないね

ぼくは朝早くにここを発って

来年まで戻ってこないこと

口がキスする形になったのに気づいた

でもそれはビールでふさいだほうが

いいかもしれないよ

 

だって、ぼくの父さんはロデオで

母さんはロックンロール・バンド

立つことを覚えるまえにギターを弾いて

ロープをあやつることができたんだ

家はどこでもガソリンの匂いがするところで

恋人はトラックドライバーの手だった

このへんにずっとはいないんだ

一晩かぎりの興行だから

知っておいて、ぼくにキスするまえに

ぼくの父さんはロデオだったということを

 

ミラーボールから反射する光は

まるで無数の渦巻く目のよう

それを見ているとおもう

ぼくがここにいるなんてとんでもないって

ほら、いまこうしているあいだも

だれかが死んでいる

ぼくたちはこんな安酒場で

なにをしているんだろう

きみがこんなところで暮らしているなんて

ぼくの車に乗らないか、

そうしたらきみを連れ去って

そのキスも受け取るよ、でも…

 

ぼくの父さんはロデオで

母さんはロックンロール・バンド

立つことを覚えるまえにギターを弾いて

ロープをあやつることができたんだ

家はどこでもガソリンの匂いがするところで

恋人はトラックドライバーの手だった

このへんにずっとはいないんだ

一晩かぎりの興行だから

知っておいて、ぼくにキスするまえに

ぼくの父さんはロデオだったということを

 

そして55年が経った

ぼくたちの、世紀のロマンスだった

ひたすらワニと格闘してきた年月のあとで

いまでもぼくは泣きそうになるんだよ

きみがぼくに言ったことを思い出すときに…

 

ぼくの父さんはロデオで

母さんはロックンロール・バンド

立つことを覚える前にギターを弾いて

ロープをあやつることができたんだ

家はどこでもガソリンの匂いがするところで

恋人はトラックドライバーの手だった

このへんにずっとはいないんだ

一晩かぎりの興行だから

知っておいて、ぼくにキスするまえに

ぼくの父さんはロデオだったということを

 

そんなことってあるだろうか、きみの

お父さんもロデオだったなんて

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日記もまた習慣にしたい。調子崩しがちなときこそ日記だ。

そういえば一昨日、けっこう連絡をとっていなかった友人と仲直りした。

そんなことも書かなければ流れ去る。