昨日は結局雨は降らなかった。
タイとの時差は2時間と知る。こちらが20時のときあちらは18時。
「ストレンジャー・シングス」シーズン4の最後のエピソードを観た。
『中動態の世界』を少しずつ読み進めている。ドゥルーズのところにさしかかった。
朝起きたら地面が濡れていて、傘をさすほどでもないほどぱらついている。
キャップをかぶって自転車で出勤した。Fと昼食。
事務所に戻るとFが自転車に油をさしてくれる。
DJの訳文を手直ししているが英語がほんとうに難しいと感じる。
肌触りのような、細かいニュアンスにかかわる言葉の難しさを感じている。
四つの鉢に水をやる。ほぼ一日曇っていて、すこし晴れ間が出た夕方の空が綺麗だった。
暑さがほんのすこし和らいだら気圧が低かったり日照時間が減ったり、
とにかく快調になれない理由を天気にもとめたらきりがない、と思う。
むかしはこんな天気はなかった、と何度いってもやはりしかたがない。
むかしの写真を見ている。立派なことは思いつかない。
そのときわからなかったたくさんのことにいま気づいている、ととっさに思う。
でも彼ら(かつての自分たち)がそのぶん頼りないとか愚かだとかは言えない、と直観する。
いまの自分にとって彼らはなんだろう、と、彼らにとっていまの自分はなんだろう、の違いとは?
明日はHHの翻訳も再開しないと。編集仕事もせまっている。
やりすごすだけの季節にはおしゃべりがいいものだなと思う。
そうやって時間が過ぎていたらありがたいことではないだろうか。
よくベランダに猫が出て涼んでいるのを見かけた、ご近所さんが引っ越したようだ。
カーテンのない部屋に西日が差し込んで、がらんとした空間を照らしていた。
あの白黒の、牛みたいな大柄の猫は、新居でも涼める場所を見つける。と思う。