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be not so sorry for what you've done 2020/05/09


夜、映画『I Am Trying to Break Your Heart』(2002)を見た(Oh You Pretty Thingsというサイトで一週間期間限定で公開されており、そこからCOVID-19の影響下の市民をサポートするシカゴの非営利団体に寄付できるようにもなっていた。値段は自由)。

 

シカゴのロックバンド、Wilcoが2002年のアルバム『Yankee Hotel Foxtrot』を制作していた時期のドキュメンタリー。

荒いモノクロで顔をクローズアップにするところ、フロントマンのジェフ・トゥイーディーがジャーナリストにへんな質問をされるところなど、とても『DONT LOOK BACK』を感じた。見た目は全然違うが、撮り方が彼をボブ・ディランのように見せている。

 

スタジオ代が1日1000ドルというプレッシャーのなかで制作が伸び、会話がだんだん口論になったり、トゥイーディーがトイレで吐いたり、主要メンバーだったキーボーディスト/ギタリストのジェイ・ベネットが脱退したり…レコーディングが佳境に入ってきたあたりの重苦しい空気が、心に残った。

 

アルバムには、あらゆる可能性のなかから、どうやってこの音を残したのか、気が遠くなるくらいいろんな音が鳴っている。

 

劇中でトゥィーディーが歌っている曲が気になって調べたら、シンガーソングライターBill Fayの「Be Not So Fearful」という曲だった。

 

Be not so sorry for what you've done

You must forget them now, it's done

And when you wake up you will find you can run

Be not so sorry for what you’ve done

 

やってしまったことにくよくよしないで

忘れるのがいいよ すぎたことだ

そして目覚めれば また走れるようになっているはず

やってしまったことにくよくよしないで

 

昨日は仕事で判断に迷うことがあって、いまもそれでよかったのかと考えている。でも昨日よりは今日のほうが気にしていない。