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ハリネズミ 2020/05/20


手書きで手持ちの英語のテキストの断片を翻訳するのをはじめた。昨日はJonas Mekas。今日はどうしようかなと考えている。世界で一番好きな小説のひとつ、シオドア・スタージョンの『夢見る宝石』(The Dreaming Jewels)の現在の翻訳がどうこうではなく、それを自分で翻訳してその小説を生きてみたいという自分の欲の深さのために、やってみようかなと思う。

 

寝坊した。いま7時過ぎだ。

 

昨日、話の流れで友達に「霧が晴れるみたいにくよくよが急に全部なくなったりはしないんだよね」と、「生きて過ぎたらまあいっかって感じで1日」と言ったら、「同じく! 霧の中のハリネズミだわ」と返ってきて、頭にもやがかかっているようなときは(いまだが)、たいまつを持ったハリネズミのイメージが浮かぶようになった。言うまでもないことだがユーリ・ノルシュテインの『霧の中のハリネズミ』のハリネズミは、悩みの中にいる人間のメタファーといった卑小なものではない、だからハリネズミが自分と重なるというより、うーん…とやっているとき、頭の後ろあたりからあのちいさいハリネズミがピコーンと、顔を出す感じ。