日曜(おととい)は昼から友人と会っていた。
ここ数日立て込んでいて、昼夜と時間の感覚がおかしくなった。
昨日の深夜(今日の早朝)、資料を作りながら、テレビでやっていた映画『the fall 落下の王国』(2006)を見る。
「ながら」でぼんやり見ていたけれど、なんだか好きだった。どう好きだったのだろう。
1915年のロサンゼルスで、入院している映画のスタントマンが自殺しようとするのだが、事故で足が動かなくなっているので、そのための薬(多量のモルヒネ)を盗み出せない。ので、同じ病院に入院している女の子に物語をして、いわば語りであやつり、薬を持って来させようとする。なので、空想物語と、それを話し、聞くふたりの物語が、同時進行で進む。
構成がすごく緊密かというとそんな感じもしなくて、
テレビだからカットされている部分もあるのかもしれないが、
いずれにしても、プロットよりイメージに注意が向く。
メインキャスト、スタントマンのロイと少女アレクサンドリアのやりとりがよくて、見ているうちに好きになっていた。
すごく個人的な感じがした。大所帯の映画に個人的というのも変だが、なんというか、
全体の雰囲気や発想の仕上がりが、どこか孤立している感じを受ける、
それを、個人的、といま、書いた。そういうのが好きだった。