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またも深夜 2020/12/09


深夜二時前。さっきまで寝ていたが目が覚めた。

口内炎が直ったと思ったらほとんど同じ場所にすぐできた。

じわじわ疲れてしまう原因になっている…というか、疲れが出ているということなのか。

 

昨日まで(いや、一昨日?)、外から依頼されて、本の翻訳出版検討資料を作っていた。

作りながら、「やっぱり自分で探さないとだめだよな」と思い、今朝、3冊ほど英語で書かれた本を買った。

好きな作家が推薦文を寄せている小説や、好きな音楽家が書いた本などである。

注文した、ということで、少し元気になる。

 

年末だからかわからないが、手強く見える本なんかも、ぐっと手にしたい気分が増す。

いまは、フランツ・ファノンの『黒い皮膚・白い仮面』などが、そうだ。

9月に友人の本棚でみたのを拾い読みしてからずっと気になっていたが、

最近読んだ絲山秋子の小説『離陸』にも出てきた。

「フランツ・ファノンの師でもあった」詩人、エメ・セゼールの名前とともに。

ぜんぜん関係のない文脈でこうして二度以上自分の前にあらわれるとがぜん気になってくる。

 

今日は(昨日は)しばらく取りかかれないでいた翻訳を再開した。

エッセイは行き詰まって、もう来週頭が締め切りだが、寝かしている。

どうも指定された枚数で書ききれない分量のことを書こうとするのはほぼ避けられないと感じる。

いつも言えないことが残る。

 

『ノーザン・ライツ』の書評が載った北海道新聞が届いた(通販で買った)。

 

音楽家のLD Beghtolが亡くなったのを知った。55歳。

The Magnetic Fieldsの不朽の名作『69 Love Songs』に参加している。

ほんとにすばらしい声の持ち主である。「All My Little Words」、

もし聴いたことがなければ、ぜひ聴いてみてください。