「ルリユール書店」さん主催のオンラインイベントが昨日の夜にあった。
自分は楽しく過ごせたけど、参加いただいた方々はどうだっただろうか。
感想のメールを送ってくださった方がいて、ほっとする。
終わった後はすぐに入眠できず、ぐずぐずしていた。
朝起きて洗濯。ベランダに出ると、快晴で空気が気持ちいい。
と、思い出したのが、「感光2」に真殿琴子さんが書いてくれたエッセイだった。
書かれたのは2019年だけれど(!)、いまこそ、そこに書かれていることがしみわたる気がした。
マスクなしで、他人の目を気にせず、深呼吸して外の空気を吸えるのはベランダでだけだと思って。
窓から頭を出して、空気をかいでみよう。晴れていたら、洗濯物を干そう。
1週間も前にもらっていた、ある人からの『ノーザン・ライツ』の感想のメールーー「ペリーの一輪車の芸から始まり、ベネットさんのスケートのスラロームに拍手を送るところで終わる。その間にノアの人生がジグザグして、スピンしながら語られる。」という言葉がはいった感想文への返事を、いまさら、した。こんなふうに。
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出版されたあとも、話題の中心があってないような小説のことを、
ひとことで言うとすればどんな話なんだろう…とつねづね考えていたのですが、
ジグザグに進む人生が、スピンしながら語られるーーまさにそういう小説なのでした。
自分がなにを訳していたのか、教わった気がしました。本当にありがとうございます。
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