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春の夢 2021/02/27


朝。最近はとにかくよく夢を見る。春のせいだろうか?

たんに気にしていることや心配事があらわれるだけでなくて、

じつに色々な人が、場所が、状況があらわれる。光の色もひとつやふたつではない。

 

今朝も、何度か行ったことのある古本屋が、現世ではありえない場所にあった。

店主は現世では知らないはずの私のことを知っていて、ごゆっくり、と言い残してちょっとしたお使いに出かけた。

そのありえない場所というのは鎌倉で、その山の上にある、現世にあるのかどうかは知らない神社か寺の境内にあった。

建物の隙間に西日がさしていた。そこで最近は会っていない人たちと会い、会っても現世ではしないような親密な挨拶をした。

 

この春の兆しと無関係ではないような気がするけれど、どうなんだろう? 狂った季節だと思う。

夢の飛躍で、自分の望みとか欲望とか願いを、あらゆる抑圧を抜きにしてあらためて見つけるような気がする。

一年で凝り固まって嘘っぽくなった希望をほぐすというか。

この夢にしたがってその古書店に行ってみるのはどうだろう?

現世だけでは行き詰まっているなら、夢に現実を語らせるのはどうだろう。

 

起きて、Vic Chesnuttを聴く。朝食(もう昼食の時間も過ぎているが)をとろうと思ったけれど、

こうして言葉を出してからでないとなにもできない気持ちだった。日記をやっていてよかった。