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じぶんち 2022/02/08


曇りのち晴れ。

 

熊本から荷物と、出版社から色校正が届く。頭が重く、仮眠。

午後、電話で編集部とすこしすり合わせ。

 

事務手続きのため数駅離れた役所へ。消耗する。ある意味でそこにいるときは人間ではないからだ。

職員の方は丁寧に対応してくれるが、わたしのペースやコミュニケーションのあり方はその対応の計算に入っていない。

仕方ないとしても、それがとても虚しいという気持ちはたしかにあって、蓋はできても否認はできない。

 

そこは前に長く住んでいたところと駅が一緒で、当時よく通っていた中古CD・レコード店にものすごく久しぶりに入る。

こういう店にはサブスクリプションサービスを使うようになってからめっきり行かなくなったけれど、

そうやって骨抜きにされていた「フィジカルを手にしたい」欲望を感じて、ストレスもあってCDを5枚買う。

値札も見比べながら計算しながら棚を徘徊した、狩りの感じ。

 

Arthur Russell "World of Echo"

Fennesz "Becs"

Bibio "Silver Wilkinson"

They Might Be Giants "Flood"

Of Montreal "Cherry Peel"

 

オブ・モントリオールは持っていたけどやたら安かったので、だれかに贈ろうと思って買った。

「じぶんち」で録ったみたいな音。実際にそうなんだろうけど。「自宅」でなく「じぶんち」。

 

駅前のファストフード店に入ってちょっと翻訳。読書(『時間と自己』)。帰宅。ぐったり。