曇りのち晴れ。
熊本から荷物と、出版社から色校正が届く。頭が重く、仮眠。
午後、電話で編集部とすこしすり合わせ。
事務手続きのため数駅離れた役所へ。消耗する。ある意味でそこにいるときは人間ではないからだ。
職員の方は丁寧に対応してくれるが、わたしのペースやコミュニケーションのあり方はその対応の計算に入っていない。
仕方ないとしても、それがとても虚しいという気持ちはたしかにあって、蓋はできても否認はできない。
そこは前に長く住んでいたところと駅が一緒で、当時よく通っていた中古CD・レコード店にものすごく久しぶりに入る。
こういう店にはサブスクリプションサービスを使うようになってからめっきり行かなくなったけれど、
そうやって骨抜きにされていた「フィジカルを手にしたい」欲望を感じて、ストレスもあってCDを5枚買う。
値札も見比べながら計算しながら棚を徘徊した、狩りの感じ。
Arthur Russell "World of Echo"
Fennesz "Becs"
Bibio "Silver Wilkinson"
They Might Be Giants "Flood"
Of Montreal "Cherry Peel"
オブ・モントリオールは持っていたけどやたら安かったので、だれかに贈ろうと思って買った。
「じぶんち」で録ったみたいな音。実際にそうなんだろうけど。「自宅」でなく「じぶんち」。
駅前のファストフード店に入ってちょっと翻訳。読書(『時間と自己』)。帰宅。ぐったり。